連敗を減らそう!間を空けるべき5つの局面

ハイローで一番はまりやすいのが、連敗街道に突っ込んでしまうという状況だ。「なぜか連敗が止まらない!」、「勝てる気がしなくなってくる」っていう経験がある人はけっこう多いのではないか? これは、相場にある程度慣れている中級者に意外と多い。でも、ちょっと意識するだけで回避できる連敗がほとんど。今回は、そんなコツみたいなものを紹介したいと思う。

 

どうして負けやすいときに勝負してしまうのか?

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 ハイローで連敗をしてしまうパターンの多くが、何かのキッカケで熱くなってしまって取引が冷静でなくなってしまうことが原因である。1つ間を置くことで避けられたはずの連敗取引がなかったか、振り返ってみてほしい。思い当たるところがある人は多いのではないか。どうしてそんな冷静でない取引をやってしまうのか? ハイロー特有の理由がある。

 それは、ハイローは適当なエントリーをしても、半分は勝ててしまうから

 つまり、冷静でない取引をしたとしても、負けをすぐに取り返せてしまう可能性がけっこう高い。そして、一度そのやり方で取り戻したことがあると、その成功体験が冷静でない取引を助長させてしまうのである。

 ただし、何度か助かったとしても、そういう取引を続けているといつか必ず連敗街道にぶち当たってしまう。そして、連敗街道の先に待っているのが資金ゼロ。これがハイローの落とし穴なのだ。今回は勝てるかもしれないが、冷静でないときの取引は避けておいたほうが良い。

 ただ、熱くなったときにはついつい突っ込んで行ってしまうのが人間という生物だ。それを避けるためには、あらかじめどんなときに熱くなっ、頭に入れてしまうのかを見ておくことが大事である。敢えて間を空けておいた方が良いという局面を、意識しておこう!


熱くなりやすい5つの局面

◆ 読みが当たっているのに短期的なノイズでやられたとき

 エントリーするときには、どういった値動きをするのかという読みがあると思う。そういった大まかな読みが当たっていたのに、「なにこれ?」というような短期的なノイズで、負けちゃうようなことがある。

 短期のハイローだとどうしてもこれは避けられない。こういったとき、カッとなって短絡的に次のエントリーをしていないだろうか?

◆ 自分の読みと逆に動き続けるようなとき

 今度は逆に自分の読みと正反対に動き続ける時だ。自分の相場観に自信がある人ほど多い、普段の読みが当たっているだけに逆行が続くと熱くなりやすい。

 そうなると、しつこく食い下がってポジションを取り続けて、気づけば負けが込んでたなんてことも。今日の相場が自分に合ってないなと思ったら、いったん休むのが賢明だろう。

◆ 長い連勝が続いたあとに負けたとき

 連勝が続く絶好調の時があるだろう。10連勝の大台にいくと、「もしかして僕は、天才なのか!?」というように、気が大きくなりがちだ。

 そんなときは要注意。相場が変わって、今の手法がはまらなくなって連敗してもなかなか止められなくなってしまうことがある。自信があるだけにポンポンと早いテンポで入っていくと、アッという間に儲けが消えてしまう。

◆ すべりが原因で負けたとき

 ハイローではすべることがある。特に相場が早い動きをしているときなどは、思わぬすべりに直面することがある。こういう時に、そのすべりが原因で負けた時は危険である。

 「すべりがなければ勝ってたのに!」とカッとなってしまい、負け分を取り返さないと気が済まないという気持ちになりがちなのだ。この取り返したいという気持ちは、ハイローでは非常に危険。くやしいのは分かるが、いったん落ち着いたほうが良いだろう。

◆ マーチンが崩壊したとき

 これは、マーチン使いの人に特化した話であるが、マーチンが崩壊した直後は取り返したい気持ちが燃え上がりやすい。

 マーチンが崩壊したということは、相場が自分に合っていないということ。そんな状況のなか追加入金をして、取り返すためにテンポの早い取引を行うのは自殺行為。もう一度、崩壊する可能性が非常に高い。


相場は逃げない!次のチャンスまで、いったん休憩を

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 いかがだっただろうか? 「あー、確かにそうだな!」と、思い当たるところがあった人も多いのではないか。ハイローは熱くならないようにすることが大事。取引をするときは、上記の5つの局面を頭に入れておいて、そういう局面が来たらチャートを閉じて間を空けてみる

 そうすることで、無駄な負けを大きく減らすことができることだろう。

 相場はまた明日もやってくる。勝ちにくいところでわざわざ勝負をする必要はないのだ。次に自分に合った相場が来たときまで待っても遅くない。そういう気持ちの余裕を持ってやっていけば良いのではないか。