覚えておきたい主要3つの通貨ペアの特徴

分析には自信がある!しかしハイローオーストラリアで分析通りに取引が運ばなかった…そういった経験は皆さんありませんか?僕はあります。 

 

通貨ペアって普段は意識しないものだと思いますが、値動きのリズムや、変動のタイミングに差が有ります。そこで今回は勝率を上げる為にもそれぞれの通貨ペアの特徴についてご紹介したいと思います。

 

通貨ペアの特徴を覚えて取引を有利にしよう

「USD/JPY」を始めとする「通貨ペア」というものにはそれぞれ特徴が在り、当然取引方法も変わって来ます。

 

一般的には相場の波が緩やかなドル円(USD/JPY)での取引がオススメです。何故ならばUSDが世界で最も取引量の多い通貨という事と日本円は価値が下がりにくく安定した通貨だからです。値動きもテクニカル分析に忠実なので取引を始める為の登竜門的存在です。

 

米ドルや円と逆の高金利な豪ドル「AUD」は金利差が広がれば広がる程買われ易くなるといった特徴があるので経済指標1つで楽々予想がたてやすい等、通貨事に特徴を覚えるともっと勝率を上げる事が出来ます。

 

そうなると日々の経済指標の見方も変わり自然と変動のイメージが湧いてくると思いますのでしっかり覚えて取引に役立てて下さいね。

 

それでは各通貨ペアの特徴を見ていきましょう!

 

(USD/JPY)ドル円の特徴

 

まずは皆さん大好きドル円(USD/JPY)です。どれくらい好きかと言えば国内の投資家約8割がドル円で取引していると言われるくらいです。さらに言えば世界のFXトレーダーの内50%以上が日本人と言われていますから、日本人が動かしている相場といっても過言ではありません。バイナリーオプションをやる上では絶対に見逃せない相場です。

 

動きが活発な時間としては東証のスタート時間である朝9時。株価と連動した動きが見られるのが特徴で9時55分から10時30分ぐらいまでが午前中最もピークになります。

 

その為お昼の時間帯は経済指標が無い場合は値動きが落ち着いている事が多くあまり狙い目とはいかないでしょう。お昼休みの取引には注意しましょうね!

 

しかし夕方になりとアメリカの投資家も動き出す時間なので大きく変動する事が有ります。その為夕方の一部時間だけドル円が跳ね上がる何てこともありますね。

 

(AUD/JPY)豪ドル円の特徴

日本人のFXトレーダーが大好きな豪ドル円です。その為日本時間でも取引の行いやすい通貨ペアとなります。

 

ドル円(USD/JPY)相場との違いは、ドル円は日中の値動きが午前中の1時間だけ値動きがあり、どちらかと言えば夕方から夜間にかけての値動きが大きいという事。

 

この傾向は、ユーロ円(EUR/JPY)やポンド円(GBP/JPY)でも同じです。

 

ですが豪ドル円(AUD/JPY)の場合は別です。ドル円日本時間の午前中が最も値動きが大きいという特徴が有ります。

 

また、豪ドルは高金利通貨のため、低金利の国(主にアメリカや日本)等からオーストラリアにお金が流れる事が多いのも特徴です。ですのでアメリカの経済指標の発表で金利上昇が見えない時などは豪ドル(AUD)が一気に上がる事が有ります。

 

その他にもオーストラリアは中国が要因で動く事も有ります。これは一番の輸出国が中国だからです。なので中国(CND)の経済指標発表で豪ドルが動く事も有るのでチェックしましょう。

 

EUR/JPY)ユーロ円の特徴

 

ユーロ(EUR)の特徴としては米ドル(USD)との関係が強いという事です。

 

米ドルが売られた時には、第二の基軸通貨であるユーロに一時避難する意味で、ユーロが買われるという傾向があります。米ドルが売られるとユーロが上がるということはよくありますので、ドル安の時などはユーロのペア、つまりユーロ円が狙い目となります。

 

日中の午後15時から動き始める事が多く、20時頃までは活発です。その後一旦落ち着いて21時頃から深夜にかけて大きく変動する事が多いです。

 

その他通貨ペアに比べても午後15時からの動きが強い為、平日のこの時間帯を狙う分にはEUR/JPY(ユーロ円)が一番だと思います。

 

世界でも取引者数が多いので値動きが大きいのもポイントです。

これで取引がもっと楽しくなる!

以上主要6通貨の簡単なご紹介になりますが、少しだけでもイメージが付くと幸いです。通貨ごとに狙いやすい時間帯等もあるので、様々な通貨を有効的に取引を行って行く上でも覚えておいて損はないです。

 

これで経済指標発表時を始め、普段の取引ももっと楽しくなると思います。

 

取り引きタイミングの必要性を考える

取り引きタイミング

バイナリーオプション取引で大切なことは、その一瞬のタイミングです。このタイミングが少しでも遅れてしまうと、エントリーポジションが自分が思っていた場所と異なった場所でエントリーされてしまうことも考えられます。特に値動きが荒い時程、エントリータイミングは頻繁にズレてしまうことがあります。ポジションがズレてしまう・・・と言うことは、バイナリー取引では致命傷でありエントリーした時点で勝てる確率が下がってしまっているので当然、自分に不利な状況からスタートしてしまいます。

通常の取引をしていても、多少のスベリは良くあります。これを私達が解決することは出来ません。私達が出来ること・・・それは取引のしやすい環境の整備しか方法がありません。今では世の中が便利になって来ていますので、ハイローオーストラリアでバイナリー取引をやろうと考えれば、パソコン・タブレットスマホ(専用アプリ有)のどれからでも取引することは可能です。

一瞬のタイミングが求められると言うことは、ネットに繋がるスピードや機器のスペックにもよっても影響があるのかも知れませんね。

パソコンのスペック

 

パソコンのスペックは取引に問題があるのか? 

パソコンの処理速度を考えるのであれば、まずCPUを考えます。CPUはIntel系が多いかと思いますが、安価なパソコンですとCPUはCeleron系が多いですね。私も数台のパソコンを持っていますが、その中にはCeleron系のCPUを積んでいるパソコンもありますが、バイナリーでは使っていません。使わない理由は、ハイローオーストラリアの取引画面を比べてみたら明らかに動きが遅かったからです。

私は専門家では無いので正確なことは解りませんが、私はスペックが良いパソコンを使った方が好ましいと考えていますので、そこそこのスペックがあるパソコンを使用するようにしています。バイナリー取引はネット上で取引している訳ですからパソコンの処理速度が速ければ遅いよりかは有利だろうと考えられるからです。

レンジ相場のときはどうやって稼げばいい?

レンジ相場のときはどうやって稼ぐ?

 

バイナリーオプションで取引で

さあこれからやるぞ!

と気合いが入っているときにちょっとがっかりしてしまうのが、レンジ相場。

ほかの投資でも同じようなことが言えるかもしれませんが

バイナリーオプションの場合だと値が上がるか下がるかを予想するルールなので、相場に動きがないと

ほんとにどっちつかずで困ってしまうんですよね…。

だから、レンジ相場のときは取引自体を見送っている、という人もけっこういるんじゃないでしょうか。

はじめのうちは僕もそうしていました。

ただ、やっぱり慣れてくるとトレードをしたいという気持ちが勝ってくるんですよね。

何もしていないと、寂しい。

それで何度か直感で購入してみたこともあるんですが、それだと結局、思うような勝率を上げることはできませんでしたね。

でも、それを何度か繰り返しているうちに、ちょっとコツのようなものも見えてきたんです。

それは、いくらレンジ相場とはいっても、細かく値動きはしているということ。

だからじっと注意深く見守っていると、時々上がり気味だったり下がり気味だったりする「瞬間」

けっこう訪れるのが分かってくるんですよね。

バイナリーオプションの場合、値動きの大きさは関係なく、とにかく上がるか下がるかすればいいだけですからね。

ここは狙い目です。

もちろん、この「瞬間」を逃さないように一気に勝負を決めなければいけません。

そこで、バイナリーオプションならではの超短期取引60セカンズを利用するわけです。。

このコツが飲みこめてきたころには、レンジ相場で動きが少ないときにでも、それなりの勝率があげられるようになってきました。

最近では60セカンズどころか、ハイローオーストラリアなどで30秒オプションが主流になってきているので、そちらを利用するとさらにいい感じです。

レンジ相場だからって指をくわえているだけでは、やっぱりつまらないですよね。

こういった超短期取引を利用してチャンスが狙えるようになると、トレードを行う上でより楽しみが増えてやる気も倍増といった感じになりますよ。

あとは、ワンタッチオプションを利用してみるのもひとつの方法です。

ワンタッチオプションの場合、レートに触れるか触れないかで勝敗が判断されるので、基本的にはハイローより難しくなっていますよね。

でもレンジ相場のように値動きが少なければ、「ノータッチ」を選ぶことが、かなり有利な戦術になってくるわけです。

ハイローに比べてペイアウト率も高く設定されているので、逆に一気に儲けるチャンス到来、ということにもなるんですよね!

むしろハイローよりも勝率は高くなったりするので、レンジ相場のときはおすすめの方法です。

逆張りで勝つコツ

相場の反転を狙って取引を行う逆張り法。今回はハイローオーストラリアを使って逆張りで失敗しないような戦略を紹介していきます。

 

逆張り法を使う場面を知ろう

投資での「逆張り法」とは相場の反転を狙って行う取引戦略のこと。

この逆張り法は相場によって予想の精度が上がる時と下がる時があります。

それは一体どのような時でしょうか。

 

 

トレンド相場のときは要注意!

初心者にもオススメなトレンド相場なのですが、この時は逆張り法の予測の精度が下がってしまう可能性が高くなります。

逆張り法とは相場の転換点を見て進んでいる相場とは逆の方向へと投資すること。例えば上昇していた時に下降と予想し、下降している時は上昇と予想します。

トレンドは相場が一定の方向に進んでいく傾向にある相場のことですので反転する可能性は低くなっています。強いトレンドが発生している時などはシグナルが出ていたとしてもそれを無視して進み続ける可能性も。

トレンド相場で取引をする時は取引を見送ったほうが良いかもしれませんね。

 

 

レンジ相場のときはチャンス!

トレンド相場では失敗する可能性の方が高い逆張り法なのですが、レンジ相場ではチャンスとなります。なぜレンジ相場ではチャンスになるのか。

レンジ相場はレートが上下に動いている状態のことで買いと売りの勢いがほとんど同じであることを示しています。そのため買われすぎれば売りの勢いが強くなり、売られすぎれば買いの勢いが強くなるのです。

そのため逆張りに最適な相場といえます。

今回はボリンジャーバンドとRSIを使って、ハイローオーストラリアの1分間オンデマンドで実際に取引を行ってみました。

 

ハイローオーストラリアで逆張りは通用するか?

 

まず最初に取引を行ったのは「NZD/JPY」です。長い陰線が出た後にボリンジャーバンドに触れて反転しています。RSIでも売られ過ぎを示した後に反発して上昇を示していますね。

そこで今回は「High」に10,000円のポジションを取って様子を見てみることに。大きな値動きではありませんでしたが勝つことはできました。

ハイロー取引2

 

次に取引をしたのは「USD/JPY」。大きなトレンドが発生した後に反発して上昇しようとしています。

ハイローオーストラリアの取引画面で「High」に10,000円のポジションを取って様子を見てみましょう。最初の内は順調に上昇していましたが最後に上昇と下落を繰り返し始めました。

 

最後は1度目に取引をした時と同じで「NZD/JPY」です。大きく下落した後にボリンジャーバンドに触れてその後大きく上昇。

素早く「High」にポジションを取って様子を見る事に。今回は上昇した後だったのでそこまで取引の時は大きく上昇する事はありませんでした。

 

逆張りを成功させるならレンジ相場が出る時間帯を知ろう!

 

逆なりを成功させるのなら、レンジ相場を狙うのがオススメ。では、レンジ相場はどのような時に出現するのでしょうか。取引量の少ない11時以降の午前中です。

この時間帯に開場している主な市場は東京市場のみなので、家事が一段落して休憩しようと思っている主婦、お昼時間に携帯を使うサラリーマンや学生にオススメ。

逆張りは取引の出来るチャンスが中々少ないのですが反転のポイントをしっかりと見極められれば勝率は高くなり、利益を得やすくなります。

しっかりと分析をしてチャンスを逃さないようにしましょう。

バイナリーで勝てない理由の一番の問題点を考えみてる

何故?勝てないのか?

 

バイナリーオプショントレードは、知識が多少身についてきた頃から何故か?急に勝てなくなります。皆さんも、そうではありませんか?本来であれば最初に始めた頃と比べれば、ある程度の知識も自分には身に付いてきているハズなのに・・・。何故か負けてしまう・・・。だから、もっと勉強したりネットで色々検索してみたりと、様々な努力をしているのに何故か勝てない・・・。

デモでは調子良く勝てるにリアルになると急に負ける。これは良くあるバイナリーあるあるですね!その気持ちは私も良く解ります。だから、私も昔はデモとリアルを同時に起動させて様々なテストをしてみた経緯があります。誰でも勝てない時は「デモとリアルだと何か差があるのでは?」とか色々考えてしまうものです。デモとリアルの検証をしてみた結果、特に如何わしい点はありませんでしたよ。

デモで勝ててリアルで勝てない理由

デモで勝ててリアルで勝てない問題点は、明らかに「メンタル」であると言うことが証明された訳です。デモトレードの場合はリアルマネーは損しないがリアルトレードでは、リアルに損してしまう。こんな当たり前のことが自分の頭の中に残っていて、リアルトレードの邪魔をする訳です。そして、デモトレードで大金を動かして勝ててしまうとリアルでも簡単に勝てる!と思い込んでしまうのです。

しかし現実では異なります。デモトレードのような大金は失うのが怖くてベット出来ないのです。そう考えると、1回あたりのベット金額を低くしてトレードをするようになります。金額を下げれば、負けた時のショックと不安が軽減される為、多少は勝てるようになるハズです。しかし、人の欲とは恐ろしいもので金額を下げて上手くトレードできたとしても、デモトレードでの大金を動かして勝ててしまった記憶は忘れていません。そして頭の中では「こんな金額では物足りない!!」と言う症状に襲われてしまうのです。

リアルでベット金額を上げてトレードするのは不安だが、儲ける為にはリスクを背負わないと勝てない・・・。そう考えてしまうと、資金を溶かす鉄板パターンとなる訳です。大切な資金を溶かさない為には資金管理と目標が絶対に必要なのです。バイナリーは焦ると負けますし、エントリーし続けても負けるのです。

価格変動が縦軸で時間が横軸だと考えると、FXトレードであれば横軸は、それ程気にすることはありません。何故ならばFXトレードでは時間は関係無く、例えマイナスの状況であっても証拠金に余裕がある限りポジションを含み損と言う形で保持できるからです。しかし、バイナリーオプショントレードの場合は異なります。決められた時間内で、条件を満たさなければなりません。その時間が早すぎても遅すぎてもバイナリーオプションでは勝てないのです。

バイナリーオプショントレードは、為替の値動きが解ったところで勝つことは絶対に出来ないのです。バイナリーで勝てている人は時間の問題を理解している人だけだと思います。

裁量取引額戦略と勝率の関係

ハイローは勝つときの取引金額を大きく、負けるときの取引金額を小さくすることができれば、同じ勝率でも利益金額は大きく変わってくる。それを実現するための戦略が裁量取引額戦略である。僕は今、マーチンを利用しているが、今後はこちらにシフトしていく予定である。では、以下に解説していこうと思う。

 

 

理想的な方法だが有効に実践するのは難しい

 裁量取引額戦略はハイローをやるうえで最も理想的な方法といえる。勝率が高くできる状況では大きな金額を投入し、勝率を高くできない状況では小さな金額しか取引に投入しないようにすれば、勝つときに大きな金額のペイアウトを受け取ることができ、負けるときには小さな金額しか失わないという状況が作り出せる。
 問題なのは、勝率が高い状況なのか低い状況なのかというのを見分けることができるかという点である。この見分けを正確にできるようになれば裁量取引額戦略は有効に機能するが、できなければ逆効果になる可能性すらある。つまり、なんとなく勝てそうといった勘でこの戦略を取るのはあまりオススメできない、ということである。

 

有効に実践するために必要なこと

 この戦略を実践していくために必要なのはデータ収集である。そして、自分にいくつかのエントリールールがあるとして、そのエントリールール毎に勝率を割り出していく。そうするとどのエントリールールが有効なのか、ということが見えてくるはずだ。もしかすると、損が出ているエントリールールがあるというのも見えてくるかもしれない。そういう場合はエントリールールの見直しをするキッカケにもできるだろう。
 また、エントリールールだけではなく、相場の状況もミックスしてデータ収集をしたほうがより効果的である。例えば、単純にエントリールールとして「逆張り」をする場合に、トレンド発生時の逆張りとレンジのときの逆張りでは勝率が全然違ってくるのは間違いないでだろう。こういった、相場の状況も加味してデータを集めていくとより自分の取引の特性といったものが見えてくると思う。
 データ収集をする際に注意すべきは、ある程度のサンプル数を集めないと意味がないという点だ。10個のデータで勝率100%達成したといってそれが完璧なエントリー手法になるとはいえない。100個くらいは集めたほうが良いかな、と思う。
※データの収集の仕方については別の記事でも詳細に解説していく予定。

 

エントリールール見直しにより勝率向上につながる

 このことを繰り返していくと、結果的にエントリールールがブラッシュアップされていき勝率向上にもつながってくる。また、なんとなくエントリーするということが少なくなり、自分がどのルールに従ってエントリーしたのかということも明確になっていくので技術を上げる上でも役に立つと思う。データ収集に当たってはデモ取引を利用すると良いだろう。ただ、デモの場合にも実際にお金を使って取引をしている気持ちで取引するように心がけて欲しい。同じ精神状態で取引をしないとエントリータイミングがズレてしまい、有効なデータにならない可能性があるからである。個人的にはデモではなく実際の取引を最少額で行ってデータを集めたほうが良いと思う

 

マーチンゲール戦略と勝率の関係

ハイローでは大きな取引金額で取引をするときに勝ち、負けるときは取引金額を抑えるというのが利益を大きくするための肝となる。裁量取引額戦略はこれを実現するための理想的な方法であるが、実践するためのハードルが高いという弱点があった。この弱点を補うのがマーチン戦略である。

マーチン戦略の基本

 マーチン戦略は連敗はいつかは終わるということを軸に編み出された手法である。その前提でいくと、連敗が終わるまで取引金額を倍々で増やしていくと、最後に勝ったときの払い戻しだけで負けた分を全て取り戻して利益が出せるという考え方である。

ハイローではペイアウト率が2倍未満であるのが通常なので、単純に2倍ずつに増やしていけばいいというわけにはいかないが、基本的な考え方は、勝つまで取引金額を増やしていけば最後に勝ったときにトータルで利益が出るというわけだ。


マーチン戦略の具体的な流れ

 マーチン戦略を使ったときにどうなるのか、実際に見てみよう。資金が10万円、ペイアウト率1.8の場合で、4連敗まで耐えられる(5連敗すると資金がゼロになる)ような資金管理でやってみる。

 この戦略で取引する場合、はじめの取引金額は「2,206円である。1回目で勝てれば2,206円×1.8=3,970円の払い戻しを受けられ、1,764円の利益を出すことができる。

 仮に1回目で負けた場合、2,206円を失うことになる。その場合は、2回目の取引金額をを増やし「4,963円とする。2回目に勝つと4,963円×1.8=8,933円の払い戻しを受けられ、1回目で失った金額を合わせて1,764円の利益を受けることができる。

 もし2回目にも負けた場合、3回目の取引で「11,168円を投入する。3回目に買った場合、11,168円×1.8=20,102円の払い戻しを受けられ、1回目・2回目で失った金額を合わせて1,765円の利益を出すことができる。3回目に負けたときも4回目も同様に取引金額を増やして取引していけば、ほぼ同額の利益を出すことができるのだ。

 このように、最初に設定した連敗さえしなければ(この例では5連敗)、着実に利益を出すことができるというのがマーチン戦略なのだ。また、勝利して利益が出ると資金が増える。

 

マーチン戦略のメリットとデメリット

 マーチン戦略のメリットは連敗さえしなければ着実に資金が増えていくことと、連敗する可能性は低いので勝率がそれほど高くない状態でも比較的利益を積み上げやすいという点である。

そして意外に大きなメリットなのが、連敗さえしなければ良いので積極的にエントリーしやすいという点だ。取引をしないと利益は出せないが、ハイローで取引をするときに負けてはいけないと思って結局取引がなかなかできなかった、という人が多いようだ。しかし、マーチンをやれば比較的楽に取引を開始できるので、結果的に利益も伸びやすいという傾向がある。

 デメリットはやはり連敗してしまうと資金があっという間にゼロになってしまうということだろう。また、連敗が続いてくると大きな資金で取引をすることになるためプレッシャーが相当高くなってくる。こうなるとなかなか取引はできるものではない。

試されるのは、あなたのメンタル。そして、強者の運である。

連敗をしている状況なので何かの歯車が狂っている可能性が高く、その状態では次に負ける可能性が高いかもしれない。そういう場合はいったん間を空けたり、あるいは、途中撤退するという手も検討する必要が出てくる。


勝率とマーチン戦略の関係

 さて、マーチン戦略はどの程度の確率でうまくいくのだろうか。勝率との関係を見ていきたいと思う。僕が個人的に現実的だなと思っている勝率6割の場合、マーチン戦略で資金を無事2倍にできる確率はどの程度なのだろうか?

 先ほどの例で使ったマーチン種別5回(5連敗すると資金がゼロになるマーチン)だと、2倍達成確率は66.25%である。結構、高い確率で資金を2倍にできるということが分かる。マーチン種別6回だとさらに確率は上がり、69.12%で資金を2倍にできる。

ちなみに、マーチン種別5回だと40回の勝利で、マーチン種別6回だと90回の勝利資金が2倍になる。(ペイアウト率1.8の場合)

 勝率が70%の場合だとどうだろうか。2倍達成確率はマーチン種別5回だと90.73%、マーチン種別6回だと93.65%となる。勝率が上がるにつれ、2倍達成確率はそれ以上に伸びていることが分かる。

逆に勝率が低いとどうだろうか。定額戦略でプラスマイナスゼロとなる勝率55.56%の場合、2倍達成確率はマーチン種別5回だと49.69%、マーチン種別6回だと49.86%となる。2倍達成率は5割近いとはいえ、少し下がってしまってしまう

勝率50%の場合はさらに大きく下がり、2倍達成確率はマーチン種別5回だと28.08%、マーチン種別6回だと24.24%になってしまう。勝率5割の場合はマーチン種別の回数を増やしても2倍達成確率は下がってしまうので、マーチン戦略をしてもあまり意味はないと言えるかもしれない。


マーチン戦略はオススメか?

 マーチン戦略はメリットとデメリットがあるので、全ての人にオススメできるわけではない。しかし、マーチン戦略の確率を良く知りリスクをよく理解して運用できる人にとってはかなり有効な方法だと思っている。そして、マーチン戦略を使うという場合には、以下の2点に注意したほうがよいと考える。

目標を明確にすること

 マーチン戦略は際限なく続けていくと、理論的にはいつか必ず負けるときがやってくる。そのため、目標を明確に決めて目標を達成したら利益分は出金するなど、マーチン戦略の資金から外しておくほうが良い。

連敗時のメンタルを意識すること

 マーチン戦略の確率はあくまで確率でしかない。流れが悪いときは勝率7割の人でも連敗してしまうことがある。メンタルの章でも詳しく解説するが、連敗時には特に冷静に対処しなければならない。特にマーチンは連敗が命取りになるので勝率が高い人ほど油断しないようにする必要がある。

 以上2点は少なくとも注意して、マーチン戦略を進めていって欲しい。ちなみに、僕はこのマーチン戦略を利用して取引するつもりだ。今後、自身の取引データが集まっていきたら裁量取引額戦略をとっていきたい。取引データが集まるまでのつなぎとしてマーチン戦略をとるのがいいかもしれない。