裁量取引額戦略と勝率の関係
ハイローは勝つときの取引金額を大きく、負けるときの取引金額を小さくすることができれば、同じ勝率でも利益金額は大きく変わってくる。それを実現するための戦略が裁量取引額戦略である。僕は今、マーチンを利用しているが、今後はこちらにシフトしていく予定である。では、以下に解説していこうと思う。
理想的な方法だが有効に実践するのは難しい
裁量取引額戦略はハイローをやるうえで最も理想的な方法といえる。勝率が高くできる状況では大きな金額を投入し、勝率を高くできない状況では小さな金額しか取引に投入しないようにすれば、勝つときに大きな金額のペイアウトを受け取ることができ、負けるときには小さな金額しか失わないという状況が作り出せる。
問題なのは、勝率が高い状況なのか低い状況なのかというのを見分けることができるかという点である。この見分けを正確にできるようになれば裁量取引額戦略は有効に機能するが、できなければ逆効果になる可能性すらある。つまり、なんとなく勝てそうといった勘でこの戦略を取るのはあまりオススメできない、ということである。
有効に実践するために必要なこと
この戦略を実践していくために必要なのはデータ収集である。そして、自分にいくつかのエントリールールがあるとして、そのエントリールール毎に勝率を割り出していく。そうするとどのエントリールールが有効なのか、ということが見えてくるはずだ。もしかすると、損が出ているエントリールールがあるというのも見えてくるかもしれない。そういう場合はエントリールールの見直しをするキッカケにもできるだろう。
また、エントリールールだけではなく、相場の状況もミックスしてデータ収集をしたほうがより効果的である。例えば、単純にエントリールールとして「逆張り」をする場合に、トレンド発生時の逆張りとレンジのときの逆張りでは勝率が全然違ってくるのは間違いないでだろう。こういった、相場の状況も加味してデータを集めていくとより自分の取引の特性といったものが見えてくると思う。
データ収集をする際に注意すべきは、ある程度のサンプル数を集めないと意味がないという点だ。10個のデータで勝率100%達成したといってそれが完璧なエントリー手法になるとはいえない。100個くらいは集めたほうが良いかな、と思う。
※データの収集の仕方については別の記事でも詳細に解説していく予定。
エントリールール見直しにより勝率向上につながる
このことを繰り返していくと、結果的にエントリールールがブラッシュアップされていき勝率向上にもつながってくる。また、なんとなくエントリーするということが少なくなり、自分がどのルールに従ってエントリーしたのかということも明確になっていくので技術を上げる上でも役に立つと思う。データ収集に当たってはデモ取引を利用すると良いだろう。ただ、デモの場合にも実際にお金を使って取引をしている気持ちで取引するように心がけて欲しい。同じ精神状態で取引をしないとエントリータイミングがズレてしまい、有効なデータにならない可能性があるからである。個人的にはデモではなく実際の取引を最少額で行ってデータを集めたほうが良いと思う
マーチンゲール戦略と勝率の関係
ハイローでは大きな取引金額で取引をするときに勝ち、負けるときは取引金額を抑えるというのが利益を大きくするための肝となる。裁量取引額戦略はこれを実現するための理想的な方法であるが、実践するためのハードルが高いという弱点があった。この弱点を補うのがマーチン戦略である。
マーチン戦略の基本
マーチン戦略は連敗はいつかは終わるということを軸に編み出された手法である。その前提でいくと、連敗が終わるまで取引金額を倍々で増やしていくと、最後に勝ったときの払い戻しだけで負けた分を全て取り戻して利益が出せるという考え方である。
ハイローではペイアウト率が2倍未満であるのが通常なので、単純に2倍ずつに増やしていけばいいというわけにはいかないが、基本的な考え方は、勝つまで取引金額を増やしていけば最後に勝ったときにトータルで利益が出るというわけだ。
マーチン戦略の具体的な流れ
マーチン戦略を使ったときにどうなるのか、実際に見てみよう。資金が10万円、ペイアウト率1.8の場合で、4連敗まで耐えられる(5連敗すると資金がゼロになる)ような資金管理でやってみる。
この戦略で取引する場合、はじめの取引金額は「2,206円」である。1回目で勝てれば2,206円×1.8=3,970円の払い戻しを受けられ、1,764円の利益を出すことができる。
仮に1回目で負けた場合、2,206円を失うことになる。その場合は、2回目の取引金額をを増やし「4,963円」とする。2回目に勝つと4,963円×1.8=8,933円の払い戻しを受けられ、1回目で失った金額を合わせて1,764円の利益を受けることができる。
もし2回目にも負けた場合、3回目の取引で「11,168円」を投入する。3回目に買った場合、11,168円×1.8=20,102円の払い戻しを受けられ、1回目・2回目で失った金額を合わせて1,765円の利益を出すことができる。3回目に負けたときも4回目も同様に取引金額を増やして取引していけば、ほぼ同額の利益を出すことができるのだ。
このように、最初に設定した連敗さえしなければ(この例では5連敗)、着実に利益を出すことができるというのがマーチン戦略なのだ。また、勝利して利益が出ると資金が増える。
マーチン戦略のメリットとデメリット
マーチン戦略のメリットは連敗さえしなければ着実に資金が増えていくことと、連敗する可能性は低いので勝率がそれほど高くない状態でも比較的利益を積み上げやすいという点である。
そして意外に大きなメリットなのが、連敗さえしなければ良いので積極的にエントリーしやすいという点だ。取引をしないと利益は出せないが、ハイローで取引をするときに負けてはいけないと思って結局取引がなかなかできなかった、という人が多いようだ。しかし、マーチンをやれば比較的楽に取引を開始できるので、結果的に利益も伸びやすいという傾向がある。
デメリットはやはり連敗してしまうと資金があっという間にゼロになってしまうということだろう。また、連敗が続いてくると大きな資金で取引をすることになるためプレッシャーが相当高くなってくる。こうなるとなかなか取引はできるものではない。
試されるのは、あなたのメンタル。そして、強者の運である。
連敗をしている状況なので何かの歯車が狂っている可能性が高く、その状態では次に負ける可能性が高いかもしれない。そういう場合はいったん間を空けたり、あるいは、途中撤退するという手も検討する必要が出てくる。
勝率とマーチン戦略の関係
さて、マーチン戦略はどの程度の確率でうまくいくのだろうか。勝率との関係を見ていきたいと思う。僕が個人的に現実的だなと思っている勝率6割の場合、マーチン戦略で資金を無事2倍にできる確率はどの程度なのだろうか?
先ほどの例で使ったマーチン種別5回(5連敗すると資金がゼロになるマーチン)だと、2倍達成確率は66.25%である。結構、高い確率で資金を2倍にできるということが分かる。マーチン種別6回だとさらに確率は上がり、69.12%で資金を2倍にできる。
ちなみに、マーチン種別5回だと40回の勝利で、マーチン種別6回だと90回の勝利で資金が2倍になる。(ペイアウト率1.8の場合)
勝率が70%の場合だとどうだろうか。2倍達成確率はマーチン種別5回だと90.73%、マーチン種別6回だと93.65%となる。勝率が上がるにつれ、2倍達成確率はそれ以上に伸びていることが分かる。
逆に勝率が低いとどうだろうか。定額戦略でプラスマイナスゼロとなる勝率55.56%の場合、2倍達成確率はマーチン種別5回だと49.69%、マーチン種別6回だと49.86%となる。2倍達成率は5割近いとはいえ、少し下がってしまってしまう。
勝率50%の場合はさらに大きく下がり、2倍達成確率はマーチン種別5回だと28.08%、マーチン種別6回だと24.24%になってしまう。勝率5割の場合はマーチン種別の回数を増やしても2倍達成確率は下がってしまうので、マーチン戦略をしてもあまり意味はないと言えるかもしれない。
マーチン戦略はオススメか?
マーチン戦略はメリットとデメリットがあるので、全ての人にオススメできるわけではない。しかし、マーチン戦略の確率を良く知りリスクをよく理解して運用できる人にとってはかなり有効な方法だと思っている。そして、マーチン戦略を使うという場合には、以下の2点に注意したほうがよいと考える。
目標を明確にすること
マーチン戦略は際限なく続けていくと、理論的にはいつか必ず負けるときがやってくる。そのため、目標を明確に決めて目標を達成したら利益分は出金するなど、マーチン戦略の資金から外しておくほうが良い。
連敗時のメンタルを意識すること
マーチン戦略の確率はあくまで確率でしかない。流れが悪いときは勝率7割の人でも連敗してしまうことがある。メンタルの章でも詳しく解説するが、連敗時には特に冷静に対処しなければならない。特にマーチンは連敗が命取りになるので勝率が高い人ほど油断しないようにする必要がある。
以上2点は少なくとも注意して、マーチン戦略を進めていって欲しい。ちなみに、僕はこのマーチン戦略を利用して取引するつもりだ。今後、自身の取引データが集まっていきたら裁量取引額戦略をとっていきたい。取引データが集まるまでのつなぎとしてマーチン戦略をとるのがいいかもしれない。
効率のいいトレードのための時間帯パターン
一点集中突破
ただいま午前10:09分をまわったところ。この時点で僕の今日のメイン取引は終了。
あとはロンドン時間を外して夜に少しできればな、といった感じです。
東京市場で取引を行うとき、ある特定の時間帯だけをメインに取引することが多いです。それは時間帯による癖というのが相場には存在し、この時間帯はLOW、この時間帯はHIGHと方向が予め決まっています。
このパターンを狙ったトレードをしているということです。
流れが概ね決まっているため、チャートはその方向で今日も間違いないかを確認する程度。あとは入るタイミングをその日によって1分ズラしたり30秒前倒ししたりします。
もちろんこれは確率的にそちらの方向に動きやすいというだけであり
チャートにその兆候がでていなければBETはしません。
ただし予め見る時間が決まっているため、ずっとチャートに張り付く必要はなくなり
決まった時間にチャートを見て、相場が思惑通りに進みそうかの判断をすればいいワケです。
このトレードですが、今日は朝の8時から取引してたんで
終わりが大体10時。2時間程度の取引で終了といった感じになってます。
さて、これまで何度もいってるようにバイナリーオプションの最大のデメリットは
FXと違って、終了時刻を決めることができないということ。
ハイローオーストラリアでいえば転売機能を使えば途中で中止もできますが
基本、エントリー後はただ祈ってチャートをみておくことしかできません。
であれば、取引で一番重要になってくるのはひとつです。
チャート上で注文が集中するポイントを見つけ出し
レートが大きく動きだすタイミングでBETすること。
これだけです。
狙う場所は意識されているところ
意識されている水平ライン際は買い勢力、売り勢力の攻防が繰り広げられる場であり
その防壁(ライン)をどちらかに突破していくと、レートはそちらの方に一気に動き出したりします。
こんな風に多数の投資家が意識するポイントを見つけることが
バイナリーオプションではとても重要となってくるワケです。
意識されているのは時間帯も同じ
意識されているから効果を発揮するライン際のエントリー。
これと同じように、意識されている時間はとても効果的なトレードを可能にします。
例えば経済指標のときは、世界中の投資家の意識がその一点に集中しますよね。
この時は誰もがその時間際になればレートが大きく動くと知っています。
その為、経済指標を狙ってトレードする投資家もいます。
時間帯を狙ったトレードはこれと同じように
ある時間帯になるとレートが強く動く場所(経済指標のように大きくはない)が概ね決まっていて、そこを狙います。
経済指標と大きく違う点は、経済指標がどちらに進むかわからないのに対し
時間帯で狙う場所ではまるで決まったように、ある一定の方向に動きやすいということ。
この一連の動きが偶然のものであれば何の役にも立ちませんが
何らかの根拠があれば、その時間帯に応じた戦略を立てたトレードができます。
パターンを狙ったトレード
海外との取引を行うにあたって、外国為替取引を行っている実需筋は
比較的同じパターンで外国為替市場の取引に参加してきます。
この同じパターンというのがポイントで
実需筋(ちなみに実需筋とは自動車メーカーや石油会社のような、海外との取引を行うにあたって
外国為替取引を行っている市場参加者のことを指します)がどう動くか把握していれば
それだけ戦略は立てやすくなるというワケです。
そのなかでも特徴的なのは9:55分の仲値ですね。
銀行がその日の取引レートを決めるのがこの時間。
この時点で輸出入企業はドルを売ったり買ったりするワケですが
基本的にはドル買いが優勢になります。
その為、午前10時前にドルを買っておくこと有利なトレードができるワケです。
特に5と0のつく「五十日(ゴトオ日)」は外貨の取引が増えるためドル高になりやすい傾向があります。
狙い目は、5・10・15日です。
この日は20・25・30日よりもドル買いの動きが強まる傾向にあるので
ぜひ注目してチャートを見てみてください。
もちろん先にもいったようにこれは絶対ではないし
いうならFXなどと違ってずっとポジションを持っておくことも損切もできないバイナリーでは
更にそこから細かな時間調整が必要になってくるので
ぜひあなた自身で検証をしながらこの時間帯トレードに挑戦してみてください。
時間帯別相場の動き
ハイローに限らず、FXなどの為替取引をやるうえでも、頭に入れておくと役に立つのが時間帯による為替の動きである。「為替は時間帯によって動き方が違う」ということを、耳にしたことがある人も多いのではないだろうか。ハイローをやるうえではトレンドを判断することが重要だが、こういったトレンドが変わる可能性がある時間を知っておくことで、有利に取引をできることがある。
為替(ドル円目線)に関する重要な時間の一覧
基本的に為替に限らず相場は、買いたいと思う人が多ければ上がり、売りたいと思う人が多ければ下がっていく。そのため、市場参加者が変わると買いたいと思う人と売りたいと思う人のバランスが崩れ、大きく動きだすことがある。
また、大きな節目のイベントがあるときは、その節目に向かって上がるだろうと予想する人と下がるだろうと予想する人が仕掛けてが交錯し相場の動きが激しくなるのだ。こういったトレンドが発生しやすい時間帯には安易な逆張りは危険なので注意して欲しい。
こういったトレンドが発生したかどうかを見極める際に、どういう時間帯なのかを知っておくと便利である。それでは、節目の時間帯を下にまとめて。(重要度はドル円目線です。)
時間 | 重要度 | 内容 | 説明 |
9:00 | ★★★ | 東京株式市場前場 オープン |
日本の株式市場が始まる時間。この時間から株式の売買が始まり、それに伴う為替取引も活発になる。そのため、9時以降のしばらくは上下に激しく動くことが多くなる。 |
9:55 | ★★★ | 仲値公示 | この時間に当日の為替取引のレートが決まる。そのため、この時間に実需筋の注文(輸入に関連したドル買いが多い)が活発になる。また、この時間を過ぎるとそれまでの動きの反動が起きることがある。 |
10:30 | ★ | 上海株式市場 オープン |
中国の株式市場の動き。普段はあまり気にすることはないが、中国発の経済リスクが意識される場合など、株式市場が大きく下げるきっかけになることがある。 |
11:30 | ★★ | 東京株式市場前場 クローズ |
日本の株式市場の午前の取引が終わる時間。午前の取引を手仕舞いを注文が集中し、為替レートも引っ張られて動くことがある。 |
12:30 | ★★ | 東京株式市場後場 オープン |
日本の株式市場の午後の取引が始まる時間。この時間からは外国人投資家の参加も多くなり、新しいトレンドが生まれることがある。 |
15:00 | ★★ | 東京株式市場後場 クローズ |
日本の株式市場が終わる時間。取引を手仕舞いする注文が集中し、為替レートもそれに引っ張られて動くことがある。 |
16:00 (夏時間) 17:00 (冬時間) |
★★★ | 欧州株式市場 オープン ドイツフランス為替市場オープン |
ヨーロッパの株式市場が始まる時間。また、ドイツ・フランスの為替市場も開くため取引参加者が増え大きく動き出すことがある。 |
16:30 | ★★ | 東京先物市場ナイトセッションオープン | 日本の先物取引の夜間立会が始まる時間。先物にからむ注文が集中するため為替が引っ張られて動くことがある。また、先物に仕掛け的な動きが生じた場合、為替も一方方向に動き出すことがある。 |
17:00 (夏時間) 18:00 (冬時間) |
★★ | ロンドン為替市場 オープン |
ロンドンの為替市場が開くため取引参加者が増え大きく動き出すことがある。 |
22:30 (夏時間) 23:30 (冬時間) |
★★★ | ニューヨーク株式 市場オープン |
アメリカの株式市場が始まる時間。それに伴う為替取引も活発になる。特に、ドル主導で相場が動き出す時間帯である。 |
23:00 (夏時間) 24:00 (冬時間) |
★★★ | ニューヨーク為替 市場オープン ニューヨークカット |
通貨オプションの執行価額が決まる時間。オプションの設定価額における主に投機筋の取引が活発となり、レートが激しく動く。時間を過ぎるとそれまでの取引の反動が出ることがある。 |
24:00 (夏時間) 25:00 (冬時間) |
★★★ | ロンドン フィキシング |
金などの現物取引が盛んなロンドン市場で金のスポット価格が決められる時間。この価格は市場で重要な指標とされるため、この時間を目指して取引が活発となる傾向がある。その影響もあり、特にドルを中心に為替相場が動くことがある。 |
24:30 (夏時間) 25:30 (冬時間) |
★ | ヨーロッパ株式市場クローズ | ヨーロッパの株式市場が終わる時間。取引の手仕舞い注文が集中し、為替レートもそれに引っ張られて動くことがある。 |
27:00 | ★ | 東京先物市場ナイトセッションクローズ | 日本の先物取引の夜間立会いが終わる時間。先物にからむ手仕舞い注文が集中するため為替が引っ張られて動くことがある。 |
29:00 (夏時間) 30:00 (冬時間) |
★★ | ニューヨーク株式 市場クローズ |
アメリカの株式市場が終わる時間。取引の手仕舞い注文が集中し、為替レートもそれに引っ張られて動くことがある。 |
※アメリカ・ヨーロッパでは夏時間には1時間時計を進め、冬時間は1時間時計を戻す。そのため、日本時間で見たときに夏時間のときと冬時間のときでは1時間ずれてくる。冬時間から夏時間への移行は3月中旬頃、夏時間から冬時間への移行は11月上旬頃に行われる。
経済指標の発表でも大きく動く
ハイローをやる上で規則的な動きをしているときは予想がしやすいが、突発的な動きを予想するのは難しくなる。前述の時間帯も、規則的な動きの流れが変わりやすい節目として説明した。
これ以外にも突発的な動きをするものがあり、それが経済指標の発表である。大きな指標であれば、その発表に向かって市場全体が大きなトレンドを作っていることもあるため、それを欠かすことはできない。
経済指標は色々なものがあるので、この記事内で網羅することはできないが、以下のサイトなどでどのような経済指標が発表される予定なのかを事前に確認することができる。まずは重要度の高い指標をおさえて、それにともなう相場の動きのクセを見極めるようにしていくと良いだろう。
活発に動くときはハイローは避けるべきか
結論から言うと活発に動く時間帯でも取引は可能である。逆によく動く分、レートが極端に偏りやすいためエントリーはしやすいかもしれない。
ただ、逆張りメインでエントリーする人はこの時間帯に連敗したのであれば、注意したほうが良いだろう。連敗の原因がトレンドの発生である可能性があり、そのままエントリーし続ければさらに連敗が重なることがあるため。
慣れてくれば、これらの節目をうまく利用できるようになってくるはずだ。意識しながらレートを見ていると思わぬ発見があるかもしれない。
ちなみに、ハイローオーストラリアをやるのであれば、活発に動く時間帯はスプレッドハイローをやるべきである。スプレッドハイローは通常1.8のペイアウト率が2.0になる取引だ。
その代わりに、エントリー値と判定値に値幅(スプレッド)が用意されている。しかし、相場が活発にうごく時はスプレッドはあまり影響してこない。スプレッドハイローは時間帯によってはとてもお得な取引であるため、ぜひチェックしてみて欲しい。
相場の波を理解する
ハイローをやるうえで相場やチャートの基本的なことを抑えておく必要がある。ただ、短期ハイローではこれから上がるか下がるか、あるいは、どこで流れが変わるか、どこで勢いが増すかといったことを判別できれば良いため、FXや株式よりも単純な相場の読み方でも十分である。ここでは短期ハイローに必要と思われる相場の知識を説明していく。
相場の値動きを見るチャートの種類
相場の動きを確認するにはチャートを見る必要がある。ハイローで使うチャートは「Tickチャート」と「ローソク足チャート」を用意すると良いだろう。
Tickチャートとは為替の取引が成立するごとに成立値段をチャートに表示していくチャートである。ハイロー業者の取引ページに使われているのは通常これになっており、全ての細かい動きが見れるという特徴がある。あまり、細かい動きばかりに目がいってしまうと、流れを読み間違ってしまうというマイナス面もある。
Tickチャート
次に、ローソク足チャートは日本で最も使われている代表的なチャートだ。値動きをローソクのような線で表現していることからローソク足と呼ばれている。一定の時間の値動きを一本のローソク足で表現しているが、その時間の長さにより1分足、5分足、1時間足というように種類が分かれている。このチャートはハイロー業者の取引ページには用意されていないこともあるため、その場合はFX業者で口座開設してFX業者のチャートを利用したり、MT4といったフリーのチャートソフトを使用すると良いだろう。Tickチャートはどうしても短時間のみの値動きしか見えないため、ローソク足で長期間の値動きを見ることでTickチャートの弱点を補完するためにもローソク足のチャートは必須と言える。
相場はなぜ動くか
最も基本で最も大事なことだが、相場は買うという注文(の金額)が多ければ上がり、逆に売るという注文(の金額)が多ければ下がっていく。そして値段が上がって買い注文が減り売り注文が増えていくと、バランスが逆転するとまた値段が下がっていく。こういったことの繰り返しで相場は動くというのが大雑把なイメージで良い。これをチャートにあらわすと上がっては下がり、下がっては上がりの繰り返しで、波のような状態になるのが通常の流れと言える。
相場においてこの波は1種類しかないのではなく、様々なサイクルの波が存在する。例えば1ヶ月単位で動く波や、もっと細かく1時間単位で動いたり、もっと短い波では5分単位で動くようなこともある。これは、市場に参加しているトレーダーが1ヶ月単位で取引をする長期視点のトレーダーから、5分単位で取引をする短期視点のトレーダーまで、様々なトレーダーがいるためにこういったことが起こるとも考えられる。相場の波は、このような様々な種類の波が合成されてできていっているのだ。
波の合成
一般的に短い波のほうが予測不能な動き(ノイズ)が混じりやすいと言われている。ちょっとした大口の注文で急に短期の流れが変わったりすることもあり、そういった値動きまで波で予測するのは不可能なのだ。そのため、短期のハイローで勝率を上げるのには限界があると言える。また、相場が混乱しているときなど売り買いが交錯して短期的に全くランダムな動きを見せることもある。こういったときには予測するのは難しい故に、取引は控えておくのが賢明であろう。
ハイローをやるうえで重要な波は?
ハイローをやるうえでは相場の波のうち短い波の重要度が高い。短期の波をしっかり押さえたうえで、長めの波も頭に入れておくようにするとよいだろう。僕の友人の場合は、Tickチャートとローソクの5分足を常に表示しておき、ローソクの1時間足、4時間足、日足も定期的に確認して、常に頭に入れているようだ。5分足で短い波をおさえ、Tickチャートでエントリータイミングをうかがう、そして、より長い足でもっと長い波の状況も頭に入れておくというような形である。人それぞれのやり方がある部分なので、自分が相場を見やすい方法を色々と試してほしい。
ちなみに、簡単に言ってしまえば波は上がるトレンドが続いて頂点を迎え、その後下がるトレンドが続くという形で構成される。上がっているトレンドのときはハイローではHIGHを選択したほうが勝率が高いし、逆に下がるトレンドではLOWを選択したほうが勝率が高くなる。波を読むことで今が上げトレンドなのか、下げトレンドなのか見極めることができるようになると勝率を上げていくことができるようになってくる。
また、短い波と長い波とを比べると、長い波のほうが力強いのが通常である。つまり、長い波のトレンドで上げている途中で、短い波のトレンドで下げているような局面では、短い波の下げトレンドが先に終わって、結局、長い波のトレンドに従い上げていくという形になっていくことが多い。そのため、短い波のほうが短期的な値動きを予想するのには大事だが、長い波も押さえることによって、短い波の転換点の予測に利用できたりと有用な面も多くある。この長い波の使い方をマスターしていくことで相場全体の予想もできてくるため、長い波を見ることを意識すると相場観の上達も早くなるようだ。
チャートに慣れることが大事
始めの頃は誰しもが短い波を見極めるので精一杯だと思う。しかし、慣れてくると段々と長い波も見えてくるようになってくる。そして長い波が見えてきたら、リアルタイムの経済ニュースと照らし合わすようにしてみると良いようだ。すると、なぜここでこんな大きな波が発生したのか、という理由も見えてきたりと色々な発見があるのかもしれない。ニュースとチャートの動きの関係が見えてくると、経済の知識もついてくるなど、相場がより面白くなってくるのではないか。
まずは始めはチャートに慣れること。日ごろからチャートを見ることで徐々に相場に慣れていってほしい。
初心者が覚えるべき3つの攻略点
ハイローオーストラリア初心者がまず覚えるべき攻略手段を紹介していこうと思います。
ハイローオーストラリアで初心者が勝ち続けて多くの利益を出せる様になるのはそんなに簡単な事ではありません。ハイローオーストラリアはシンプルに見える様で案外奥が深いものなのです。
逆に、ハイローオーストラリアの初心者は入門時にまず覚えておくべき攻略手段は覚える様にしておけば、早期から多くの利益を得られる様になる事も夢ではありません。今回は初心者向け攻略法という事で、そんなに難しいものは挙げないので、是非実践してみて下さい。
ハイローオーストラリアについては、こちらのハイローオーストラリアに詳細を紹介しているページがあるのでそちらを御覧下さい。
ハイローオーストラリア初心者が覚えるべき攻略法その1
ハイローオーストラリア初心者が覚えるべき攻略法その1、トレーダーズチョイスです。
ハイローオーストラリアの基本的な機能で、取引している人間の割合を表すゲージのトレーダーズチョイス、これは初心者が取引する際の指標として、最初の内は簡単な攻略手段としてかなり重宝する機能です。
ハイローオーストラリアの攻略とはトレンドを見極めて、為替レートが上下どちらに変動するのかを当てなければいけません。初心者の内はトレンドを見極めるなんて出来ないと思われますので、このゲージの多い方に取引をしておく事が、ハイローオーストラリアに慣れてくるまでの当面の攻略法となります。
ハイローオーストラリア初心者が覚えるべき攻略法その2
ハイローオーストラリア初心者が覚えるべき攻略法その2、デモ取引機能を多様する事です。
ハイローオーストラリアにはデモ取引という実際の取引と同じ様な取引を、練習として無料で行える機能があります。経験の浅い初心者には嬉しい、お金を掛けずに取引の経験を積む事が出来る機能であり、ハイローオーストラリアの取引のコツを掴む事が出来ます。
直接攻略に繋がる方法ではないと思いますが、ハイローオーストラリアで勝てる様になるにはこうした練習を重ねる事も必要になるのです。
ハイローオーストラリア初心者が覚えるべき攻略法その3
ハイローオーストラリア初心者が覚えるべき攻略法その3、急激な大きい変動に注目する事です。
為替レートはそのシステム上、基本的にずっと一定の方に変化しっぱなしという訳ではありません。為替が上がると、それだけ価値が上がるので売りが多く発生しやすく、為替が下がるとそれだけ価値が下がって買い入れやすくなり、買いが多く発生しやすいのです。
安い内に買っておいて価値が上がったら売って差額で儲ける、この株等のセオリーはハイローオーストラリアにも当てはまります。急激な大きい変動の後には、その逆の大きい動きが近い内に起こりやすいという事を覚えておきましょう。
ハイローオーストラリア初心者が覚えるべき攻略法最後に
ハイローオーストラリア初心者が覚えるべき攻略法を3つ紹介していきましたが、如何でしたか?何れもそこまで難しいものではないと思わるので、実践するのは簡単だと思います。
ハイローオーストラリア初心者に限らず、攻略法を学ぶ事はどのトレーダーにとっても稼げる様になる為には重要な事なので、ここで挙げたもの以外の攻略法も積極的に取り入れていきましょう。
逆張りと順張り
相場の世界において最も単純にエントリー方法を分類すると「逆張り」と「順張り」に分けらる。これらの基本的な使い方と、ハイローにおいてどのような局面でそれぞれを使っていくべきかについて解説していく。
逆張り、順張りとは
逆張りとは相場が上げているときに売って下げているときに買うという流れに逆らったエントリーをする方法のことである。逆に順張りとは相場が上げているときには流れに乗って買い、相場が下げているときには流れに乗って売るというエントリー方法だ。これらはどちらが正しくてどちらが間違っているというものではなく、相場や取引によって使い分けていくものである。
これは結構人によって好みが分かれるものであるため、ハイローをやる上では自分が入りやすいエントリー方法を選んでいくと良い。そのうえで(特に短期のハイローについて)どういうスタイルで取引していくほうが勝率が上がるのかについて考えていく。
トレンド発生時は順張り、レンジ時は逆張りが基本
短期のハイローをやるうえで、相場にトレンドが発生している場合、順張りをするのと逆張りをするのではどちらのほうが勝率が高いだろうか?これはもちろん、トレンドに乗って順張りの考え方でエントリーしていったほうが勝率は高くなってくる。しかし、ここで大事なのは相場の波には色々な周期がある故に、トレンドにも色々な周期があることを理解しておくことだ。そして、ハイローの判定時間の長さに合ったトレンドにおいて順張りをしていくことが大事になってくる。
たとえば、5分ごとに判定時間が到来するハイローをやっている場合に、5分周期で上げと下げが来る小さい波と60分周期にジワジワと上げる大きな波が混じった相場の場合、5分周期の波に乗って順張りをしてもすぐにトレンドは変わるため勝率は高くならないだろう。トレンドに乗るならば60分周期の波に乗って、順張りの買いをしたほうが良いのだ。そのうえで、5分周期で下げきったタイミングで入ることができると、さらに勝率は上がる。このように、ハイローの判定時間の長さに比べて長めの周期のトレンドには乗って、短い周期のトレンドには逆張りをしていくというのが、ハイローでは一番オーソドックスな戦略になってくる。
逆に大きな波のトレンドが発生していないような場合はどうしたら良いだろうか。トレンドが発生していないというのは、上がっては戻り下がっては戻りという状態だ。この場合は値がすぐに戻るのですから逆張りをしていったほうが勝率は高くなる。こういった状態をレンジといいますが、トレンド発生時とレンジのときでは戦略は変えたほうがいいということになる。
大事なのは相場の現在の状況を見極める力
ハイローでは相場の状況によってエントリー戦略を変えていく必要がある。つまり勝率を上げる上で大事になってくるのは、今現在がトレンド発生しているのかレンジなのかというのを見極める力である。そのためには日ごろからチャートを見ておく、波を見極めるというところが大事になってくる。